北茨城市で遺族ら参列し追悼式 東日本震災11年

追悼式で献花する参列者=11日午後、北茨城市大津町五浦
追悼式で献花する参列者=11日午後、北茨城市大津町五浦

平成23年の東日本大震災発生から11年を迎えた11日、茨城県内でもっとも大きな被害に見舞われた北茨城市では、五浦(いづら)岬公園(同市大津町五浦)内の展望慰霊塔前で追悼式が営まれ、参列者は〝あの日〟に思いをはせた。

北茨城市では震災当日、震度6弱の地震の後、午後3時39分、最大6・7メートルの高さに達する津波が襲来。死者5、行方不明者1、関連死者5、家屋全壊433(一部倉庫など含む)といった被害が出た。

追悼式には市の関係者や遺族ら約70人が参列。地震の発生した同2時46分、サイレンに合わせ1分間の黙禱(もくとう)の後、豊田稔市長は「われわれはこれから理想の郷土、安心、安全な町づくりを進めなくてはならない。これを受け継いでほしいとの思いから、きょうは若い市の職員にも声をかけ、参加してもらった」などとあいさつした。

このあと、献花が行われ、父親が津波の犠牲となった同市職員の渡辺修さん(51)が遺族代表として花を手向けた。渡辺さんは「津波や大きな災害が来るはずがないと過ごしていては駄目。いつわが身に降りかかるか分からないので、備えてほしい」と若い世代へ呼びかけた。(三浦馨、写真も)

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