春高で選手に学んだ情熱 1年生記者が振り返る激闘

得点に喜ぶ東海大相模の選手たち(手前)=1月6日、東京体育館(萩原悠久人撮影)
得点に喜ぶ東海大相模の選手たち(手前)=1月6日、東京体育館(萩原悠久人撮影)

1月に「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われた「第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会」(日本バレーボール協会、産経新聞、フジテレビなど主催)を取材した。入社1年目の記者にとって、初めてとなる大会は選手たちと同様、大舞台だった。試合の様子を記事に落とし込む難しさも味わいながら、最後の戦いに臨む3年生の一挙一動に心奪われる日々を過ごした。3年間、バレーに打ち込み、大会では感動を与えてくれた選手たちの卒業シーズンに、改めて激闘を振り返る。

新型コロナウイルス禍で行われた同大会。報道陣も2週間前から体温計測や行動履歴の記録など、感染対策を徹底した。チェックシートに記入する毎日の作業は、開幕までのカウントダウンのようで、初戦の日を待つ選手たちと気持ちが重なる気がした。

3年生の声が響く

会場の東京体育館(東京都渋谷区)には1月5日、各地の予選大会を勝ち抜いた男女それぞれ52校が一堂に会し、5日間にわたって激突した。館内のアリーナ席は本来ならば、各校の応援団などでいっぱいになるところだったが、今大会も昨年に続き、無観客開催となった。

ただ、実際に選手たちがコートに現れると、会場には掛け声が響きわたった。あたかも満場のような熱気に包まれるのを感じた。なかでも3年生たちの声は大きく、その思いの強さが伝わってきた。

大会を通じて、特に記憶に残った試合は、2日目に行われた記者の勤務地である神奈川県代表の男子・東海大相模の2回戦だ。激しく競った前日の初戦を勝ち切った同チームは、コート上での引き締まった選手たちの表情と、気迫あふれるプレーが印象的だった。

試合結果は、21-25(第1セット)、25-21(第2セット)、23-25(第3セット)と、残念ながら1-2で惜敗。3年で主将の瀬木を中心に、最終セットまで諦めずに粘る選手の姿に心を打たれた。

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