首相、震災追悼式出席 「災害に強い国づくりを」

東日本大震災から11年となり、福島県主催の式典で献花する岸田首相=11日午後、福島市(代表撮影)
東日本大震災から11年となり、福島県主催の式典で献花する岸田首相=11日午後、福島市(代表撮影)

岸田文雄首相は東日本大震災から11年を迎えた11日、福島市で開かれた追悼復興祈念式に出席した。首相は「国民の命を守る防災・減災を不断に見直し、災害に強い国づくりを進める」と述べた。「震災による大きな犠牲の下に得られた貴重な教訓を決して風化させず、防災対策に役立てていく」とも語った。

首相は東京電力福島第1原発事故からの復興に関し「国が前面に立って、帰還に向けた生活環境の整備や産業・生業の再生支援を進める」と言及。福島県沿岸部に計画している「国際教育研究拠点」設立に向けた基本構想を月内に策定するとして「福島の本格的な復興・再生、東北の復興に全力を尽くす」と述べた。

首相は式典終了後、記者団に、来年春ごろに始める原発処理水の海洋放出の風評対策について「政府を挙げて全力で取り組んでいきたい」と語った。

今年は政府主催の式典は開かれず、首相は福島県主催の式典に出席した。12日には岩手県陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園や、宮城県石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園を訪れ、献花、黙禱(もくとう)をささげる。

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