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世界で勝負、限界はない 飛び込み坂井丞

翼ジャパン・カップの男子板飛び込みで優勝し、笑顔を見せる坂井丞(右)。左は寺内健=2月、浜松市総合水泳場
翼ジャパン・カップの男子板飛び込みで優勝し、笑顔を見せる坂井丞(右)。左は寺内健=2月、浜松市総合水泳場

2月に浜松市総合水泳場で開催された「翼ジャパン・カップ」の男子板飛び込みで優勝し、今夏の世界選手権(ブダペスト)の代表に決まりました。個人種目の出場は約2年ぶりだったので手探りの部分もありましたが、代表入りできて、ひと安心しています。

2019年頃から国際的に飛び板が柔らかくなって、少し苦労していました。以前は反発力が強い板だったので、体をしっかりはね返してくれる感覚だったのですが、板のしなりが強くなって、うまく対応できていませんでした。東京五輪では納得のいく演技ができて、もう成長は難しいと思っていた時期もありましたが、今は体の動かし方や板への順応など、まだまだ競技に限界はないと気持ちを新たにしています。

もともと今年福岡市で開催される予定だった世界選手権が来年に延期となり、急遽、今夏にブダペストで開催されることが決まりました。世界選手権には高校2年のときから出場を続けていますが、まだ結果を残せていないので、世界と勝負することにこだわっていきたいと思っています。

2月の北京冬季五輪では母校の日体大のOBも多く出場していて刺激になりました。スキージャンプの高梨沙羅選手(クラレ)は混合団体でスーツの規定違反による失格があって改めて競技の難しさを感じましたし、スピードスケートの高木美帆選手(日体大職)が多くの種目でメダルを獲得する姿には勇気をもらいました。どんな競技でもアスリートは悩みや苦しみを乗り越えていく必要があります。一時期、限界を感じていた自分が少し情けなくもなり、もっと頑張っていきたいと思いました。

昨年夏は体重が58キロでしたが、トレーニングの成果で現在は64キロになっていて、パワーアップできたと感じています。体の準備は整ってきたので、高難度の「109C(前宙返り4回転半)」にも挑戦して、世界の舞台で披露したいと思っています。(談)

ミキハウススポーツクラブの選手が自身の活動を通して競技の魅力などを発信します。

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