コロナ後遺症の症例集配布 埼玉県と医師会

埼玉県と同県医師会がまとめた新型コロナウイルス感染症の後遺症の症例集(中村智隆撮影)
埼玉県と同県医師会がまとめた新型コロナウイルス感染症の後遺症の症例集(中村智隆撮影)

埼玉県と同県医師会は、呼吸困難や味覚障害をはじめとする新型コロナウイルス感染症の後遺症の症例集をまとめた。症状の特徴や治療法などを紹介しており、県内の約4千の医療機関に配布して診療体制の強化を図る。

県内7つの医療機関に開設された「後遺症外来」を昨年10月~今年1月に受診した422人の症状などを分析してまとめた。呼吸器内科、耳鼻咽喉科などの診療科ごとに症状や治療方法、注意点を記しており、今後はオミクロン株の後遺症についても分析する。

どのような症状がみられたかの集計では、25・6%を占めた「嗅覚障害」の割合が最も高く、16・6%の「動悸(どうき)・息切れ・呼吸困難」、15・6%の「倦怠(けんたい)感」、14・7%の「せき・たん」と続いた。

県は後遺症外来を新たに設置する医療機関を募っており、10日現在で41の医療機関から申し出があった。県医師会の幹部は「身近な医療機関で診てもらうことができれば、県民も安心できる」と話している。(中村智隆)

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