共産「共闘実現に努力」 立民との調整明言せず

共産党の志位和夫委員長(矢島康弘撮影)
共産党の志位和夫委員長(矢島康弘撮影)

共産党の志位和夫委員長は10日の記者会見で、岸田政権が敵基地攻撃能力の保有や憲法改正の議論を前進させているとして、夏の参院選改選1人区で野党候補の一本化が必要だと重ねて訴えた。立憲民主党との調整状況に関しては「共闘が実るよう鋭意努力しているさなかだ。何度聞かれてもこれ以上、答えられない」と明言を避けた。

関係者によると、共産は立民に対し「今月上旬」との期限を設けて公式協議に応じるかどうかの回答を求めている。志位氏は「(岸田政権の)危険性が明瞭になっている。今の政治を変えるには、共闘がどうしても必要だ」と強調した。

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