山梨県などで構成する信玄公祭り実行委員会は10日、来月8~10日開催予定の「信玄公祭り」を、今秋に延期することを正式に決定した。新型コロナウイルスの県内での新規感染者数が高止まりしていることに加え、祭りの来県客の大半を占める首都圏でも深刻な感染状況が続いているため。恒例の春の開催は3年連続でなくなった。
実行委員会の会長である長崎幸太郎知事は、「昨年、一昨年に続き開催を見送らざるを得なくなったことは誠に残念だが、秋にはより充実した祭りができるよう準備を進める」とのコメントを出した。今秋の開催については、日程や内容なども含め、今後、企画部会で検討していく。
信玄公祭りは、戦国武将の武田信玄公の命日である4月12日の前の金~日曜に開催され、土曜日には甲府市中心部で、1千人をこえる武者行列が行われ、県最大規模の祭り。