春休み以降も生乳廃棄懸念 コロナ禍、給食の需要低迷

生乳の業界団体Jミルクは10日、春休みからゴールデンウイーク(GW)にかけて生乳が供給過剰となり、大量に廃棄される懸念があると明らかにした。例年春は生乳の供給が増える一方、足元で新型コロナウイルス感染拡大により学校給食などの需要が低迷しているため。年末年始の大量廃棄は回避したが、問題が長期化しそうだ。

Jミルクの川村和夫会長(明治ホールディングス社長)が同日の記者会見で、年末年始の回避に言及しながら「春休みやGWはもっと大きなリスクがある」と指摘。感染者数の高止まりで休校や学級閉鎖が相次ぎ、給食向けの出荷が減っているという。業界として、長期保存できる脱脂粉乳などへの加工を進めると説明した。

また農林水産省は同日、大量廃棄の回避に向け牛乳や乳製品の消費拡大を呼び掛けるテレビCMを25日~4月7日に全国規模で放映すると発表した。

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