岸田文雄首相(自民党総裁)は10日、公明党の山口那津男代表と官邸で会談する。夏の参院選に向けて難航する両党の相互推薦問題や、ロシアによるウクライナ侵攻が国内経済に及ぼす影響について議論。令和4年度予算案審議に関しても意見を交わす見通しだ。
相互推薦をめぐっては、公明党が独力で集票を目指す考えなのに対し、自民党内では調整続行を求める声が残る。ウクライナ情勢に関しては、ガソリンや小麦の価格上昇で国民生活への影響が取り沙汰され、追加経済対策を求める声も出ている。
国民民主党はガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」の凍結解除を訴えており、話題に上る可能性がある。