手術中の女性患者の体をスマートフォンで撮影したとして京都府立医大病院(京都市上京区)の医師が逮捕された事件で、京都府警下京署は10日、小学生の女児(11)ら3人の患者を盗撮していたとして児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)と府迷惑防止条例違反(卑わいな行為の禁止)の疑いで、京都市北区の医師、新井啓仁(あきひと)容疑者(43)を再逮捕した。黙秘しているという。
再逮捕容疑は昨年3~8月、同病院で手術を受けていた女児のほか、女子高生(16)と無職女性(37)の体を動画撮影したとしている。
同署によると、3人は全身麻酔で意識がなく衣服がはだけた状態だった。3人を写した動画は計6本見つかり20分程度のものもあった。
新井容疑者は2月28日付で府立医大病院を退職した。