中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の英国法人の取締役2人が辞任したことが10日、分かった。ウクライナに侵攻したロシアのプーチン政権を非難する声明を出すよう本社に要請したが、受け入れられなかったという。英メディアが報じた。
辞任したのはアンドリュー・カーン氏とケン・オリサ氏。カーン氏は2015年から、オリサ氏は18年から取締役を務めていた。辞任は今月9日付。
ファーウェイはロシアで通信網の構築などに従事してきた。ロシアのウクライナ侵攻後には、サイバー攻撃を受けたロシアのネットワーク確保に協力したと報じられ、批判を浴びていた。(共同)