東京、新型コロナ警戒度は最高レベル維持 「BA・2」も増加傾向

東京都新宿区の東京都庁第一本庁舎(佐藤徳昭撮影)
東京都新宿区の東京都庁第一本庁舎(佐藤徳昭撮影)

東京都は10日、新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議を都庁で開いた。新規感染者数は減少傾向にあるものの、重症者数は高水準で推移し、「感染状況」「医療提供体制」とも警戒度を4段階のうち最も高いレベルに据え置いた。オミクロン株の亜種「BA・2」への置き換わりも進み、専門家は「動向を注視する必要がある」と指摘した。

新規感染者数の7日間平均は今月9日時点で1日当たり9379人。2月8日の1万8025人をピークに減少しているが、国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「医療提供体制への影響が極めて大きい水準で推移している」と警戒を求めた。

3月1日からの1週間では、新規感染者のうち10歳未満が18・7%を占め、2週連続で最多となった。65歳以上の高齢者は減少傾向にあり、7・6%だった。

ただ、9日時点の重症者64人のうち、60代以上は52人に上り、全体の8割超を占めた。基礎疾患をもつ感染者とともに高齢層の重症化が目立つ状況が続いている。

感染の広がりが懸念されるBA・2については1月に54件、2月に27件の感染がゲノム解析で確認された。都が独自に行っている変異株検出用のPCR検査の結果、オミクロン株感染のうちBA・2感染の疑いがある事例は12・3%(2月22~28日)。同8~14日は1・3%、15~21日は8・0%で、増加傾向にあることが示された。

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