【ソウル=時吉達也】9日に投票が行われた韓国大統領選は開票作業が進められた。開票率60・0%時点の得票率は、保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦(ユン・ソンヨル)前検事総長(61)が48・5%、革新系与党「共に民主党」候補の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道(キョンギド)知事(57)が48・1%となり、大接戦を展開している。大勢は10日未明に判明する見通し。
テレビ3社の共同出口調査によると、尹氏の得票率が48・4%、李氏が47・8%で、0・6ポイント差だった。
中央選挙管理委員会は投票率が暫定値で77・1%だったと発表。前回大統領選を0・1ポイント下回った。
大統領選では、文在寅(ムン・ジェイン)政権に対する評価が主な争点となり、革新系政権が維持されるのか、5年ぶりに保守政権に交代するのかが注目されている。