「千葉元気印企業」の表彰式 大賞の新倉「地域のために商品開発」

滝川伸輔副知事(左)から賞状を受け取った新倉の斎藤英之社長=千葉市中央区の京成ホテルミラマーレ
滝川伸輔副知事(左)から賞状を受け取った新倉の斎藤英之社長=千葉市中央区の京成ホテルミラマーレ

千葉県内の活力ある中小・ベンチャー企業を表彰する「第27回千葉元気印企業大賞」(主催・産経新聞社、共催・千葉興業銀行、特別協賛・千葉ロッテマリーンズ、協賛・鴨川シーワールド、千葉工業大学)の授賞式が9日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、大賞・知事賞を受賞した米穀卸・小売りの新倉(しんぐら、鴨川市)をはじめ受賞した各企業に対し、賞状や副賞が贈られた。

新倉は、米穀の卸売業と並行して米菓の開発・販売にも取り組み、地元産にこだわった商品を発売。鴨川市のブランド米・長狭米の米粉や地元の卵を原料にし、香りづけに地元産の純米吟醸酒を使ったバウムクーヘン「純米ばうむ」(令和元年発売)は、コメと吟醸酒という従来にない組み合わせによる上品な味わいで消費者から高く評価された。

また、本来は廃棄となる精米時の割れ米と地元の海産物を原料にした「ぬれ揚げ煎」を開発したほか、元年には同市の菓子として初めて米国での販売に成功するなど、地域活性化だけでなく食品ロスの削減やコメの販路拡大にも貢献した。

滝川伸輔副知事から賞状を受け取った同社の斎藤英之(ひでき)社長は、「青年会議所に入り、地域のために一生懸命に取り組んでいる先輩方の姿を見て、自分も貢献できればと思った」と振り返った。そして「今後も地元産品の需要を増やすために商品を開発していきたい」と喜びを語った。

部門賞も個性豊かな各企業が受賞。地球環境貢献賞の吉野機械製作所は、油圧プレス機の課題である作動油の大量消費などを解決するため、油を使用しないプレス機を開発。加圧能力は維持したまま消費電力も従来の3分の1に抑えるなど、環境保護に貢献したことが評価された。

式典で千葉興銀の梅田仁司頭取は、「県内企業の力強さを改めて感じた。元気印企業が一社でも多く活躍できるよう、当行としても応援していきたい」とあいさつ。滝川副知事は「本県は企業・民間の力が強く、新たなアイデアが次々出てくる。県としてもそれを支えていきたい」と祝辞を述べた。

受賞企業は次の通り。

【大賞・知事賞】新倉(鴨川市)

【部門賞】<優秀製品・サービス賞>ニチオン(船橋市)▽<優秀技術賞>協和デンタル・ラボラトリー(松戸市)▽<優秀経営賞>明正工業(千葉市緑区)▽<創業・ベンチャー賞>山本ファーム(八街市)▽<地球環境貢献賞>吉野機械製作所(千葉市緑区)

【特別賞(地方創生賞)】NSワーク(茂原市)

【奨励賞】<優秀製品・サービス部門>ロイアルエンジニアリング(我孫子市)▽<優秀技術部門>アクティブ販売(千葉市中央区)▽<優秀経営部門>東峰(松戸市)▽<創業・ベンチャー部門>LIQUIDMETAL TECHNOLOGIES JAPAN(リキッドメタルテクノロジーズジャパン、船橋市)▽<地球環境貢献部門>エコプラントサービス(千葉市中央区)

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