大阪府内の公立高校で9日、一般選抜入試の学力検査が行われ、約3万8千人が挑戦した。新型コロナウイルスの感染防止のため、各学校は試験会場の換気や手指の消毒といった対策を徹底した。
568人が出願し、倍率1・58倍となった府立高津高校(大阪市天王寺区)では、午前7時50分の開場とともに受験生が校舎入り口で手を消毒してから教室へ向かった。試験は同9時10分にスタート。各教科の試験が終わるごとに教室のドアと廊下の窓を開放しての換気が行われた。濃厚接触者となった2人が別室で受験したが、欠席者はいなかった。
一般選抜の全日制課程の平均倍率は1・12倍。合格発表は17日に行われる。