体操W杯で「Z」マークのロシア人選手「同じことをする」

「Z」マークをユニホームにつけて5日の体操種目別W杯に出場したロシアのイワン・クリアク(ユーチューブ映像より、共同)
「Z」マークをユニホームにつけて5日の体操種目別W杯に出場したロシアのイワン・クリアク(ユーチューブ映像より、共同)

ロシアで勝利を意味するとされる「Z」マークをユニホームにつけて体操の種目別ワールドカップ(W杯)に出場したロシア男子のイワン・クリアクが8日、ロシアのテレビ局に「もう一度チャンスがあれば同じことをするだろう」と語った。ロイター通信が報じた。

クリアクはW杯(ドーハ)の平行棒で3位に入り、優勝したウクライナ選手と表彰台に並んで立った際、ロシア軍の戦車にも描かれている「Z」の文字を白いテープでつくり、胸のエンブレムを隠した。国際体操連盟(FIG)は6日、懲戒手続き開始を体操倫理財団に求めると発表した。クリアクは「私は自分の立場を示しただけだ。アスリートとして常に勝利のために戦い、平和のために立ち上がる」と話した。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細