「強大な力での脅しに憤り」 ウクライナ「義勇兵」志願男性の思い

元幹部自衛官の男性が訪れた東京都港区の在日ウクライナ大使館=3日(本人提供)
元幹部自衛官の男性が訪れた東京都港区の在日ウクライナ大使館=3日(本人提供)

在日ウクライナ大使館が一時、ツイッターで呼び掛けた外国人で構成する「義勇兵」への参加を志願した50代の元幹部自衛官の男性が9日までに共同通信の取材に応じ、「強大な力で一方的にウクライナや世界を脅し、従わせようとするプーチン大統領に憤りを感じた」と語った。外務省はウクライナ全土に退避勧告を出しており、渡航の見通しは立っていない。

呼び掛けの投稿は既に削除され、大使館から男性には2日、「医療や防災活動、通信などの分野のボランティアを募集する」との内容の連絡があった。男性は翌日に大使館を直接訪れて貢献の意思を伝えた。

男性は20年以上、自衛隊で勤務。イラク戦争時には中東に派遣された。ウクライナと縁はないが「(ロシアは)法的根拠なく侵攻した上、核をちらつかせて脅している」と批判。「このような脅しが成立すれば、世界は永久に力を持つ者におびえることになる。ウクライナだけの問題ではない」と危機感を抱く。

また「困っている人たちを守るため自分にできることは、自衛官としての経験を生かすことだ」と話す。

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