コロナ急増 下関で感染高止まり

記者会見する山口県下関市の前田晋太郎市長
記者会見する山口県下関市の前田晋太郎市長

山口県下関市で新型コロナウイルスの感染者数が急増している。10歳未満の子供を中心に感染が拡大しており、新規感染者は初めて200人を超えた。前田晋太郎市長は9日、同市役所で記者会見し、市内小学校の一斉休校など集中的な対策に乗り出す方針を発表した。

同市で9日確認された新規感染者は199人。8日には過去最多の242人に上り、県全体で確認された398人の6割を占めた。県内の蔓延(まんえん)防止等重点措置が2月20日で解除されて以降も感染者数は高止まりしている。

2月下旬に低下傾向だった病床使用率は6日現在で45%で、2月末と比べて7ポイント上昇している。入院せずに高齢者施設などで療養する患者も多く、市は「実際は数字以上に医療体制に負荷がかかっている」と説明する。

顕著なのが子供への感染拡大だ。新規感染者のうち10歳未満が占める割合は、重点措置解除前の2月9~15日までの1週間で14・9%だったが、今月2~8日では30%に増えた。新規感染者数が過去最多となった8日は42・1%、10代も合わせると約6割に上った。

感染防止対策として市は、11日に市内の小学校を一斉休校にして、11~13日は児童に外出自粛を要請する。幼稚園や保育園など就学前施設に通う園児については10~21日まで、施設に預けず家庭で過ごすよう協力を呼び掛ける。

また、8日以降に学級閉鎖となった小学校の児童や感染者が確認された就学前施設の園児らを対象に、集中的なPCR検査も3月末まで実施する。

前田氏は記者会見で「一斉休校は家庭などへの影響も大きいので、できるだけやりたくはなかったが、子供たちへの感染拡大に何とか歯止めをかけたい」と協力を呼び掛けた。

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