岩手・陸前高田にモバイル建築、震災教訓に誕生 1カ月で設置可能

次世代の応急仮設住宅と期待されている移動式木造住宅「モバイル建築」
次世代の応急仮設住宅と期待されている移動式木造住宅「モバイル建築」

東日本大震災の津波で市街地が壊滅した岩手県陸前高田市に9日、次世代の応急仮設住宅と期待されるコンテナサイズ(縦横2・4メートル、長さ12メートル)の移動式木造住宅「モバイル建築」がお目見えした。

モバイル建築は震災を教訓に生まれた。約4万9000戸が提供されたプレハブの応急仮設住宅は完成までに8カ月かかり、居住性も隣家の音が筒抜けなど課題を抱えていた。

工場で製造、貨物で運べるモバイル建築は条件さえ整えば1カ月足らずで設置が可能で、断熱性や静粛性にも優れ、快適な居住性が被災者の健康被害を軽減すると期待されている。モバイル建築の社会的な備蓄増と生産能力拡大に取り組む日本モバイル建築が見学用に実物をアバッセたかた多目的広場に持ち込んだ。

見学に訪れた大船渡市の会社員、河野誠さん(46)は「しっかりしたつくりで、プレハブとは全然違う。静かで仮設には贅沢かも」と感心しきりだった。13日まで見学できる。

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