大阪府の吉村洋文知事は8日の府議会本会議で、ロシアによる侵攻でウクライナから国外に脱出した避難者の受け入れについて、生活や住居、教育、仕事の4分野を軸に支援策を用意する方針を表明した。松浪武久府議(維新)の質問に答えた。
具体的には、ワンストップの生活相談窓口の設置▽避難者の通訳支援などを行うための人材バンクの創設▽府営住宅の確保▽府立高校や小中学校での子供の受け入れ▽府内の事業者と連携した就労支援-を想定している。
吉村氏は、政府に対して受け入れに必要な対応方針を示すよう働きかけるとし「ウクライナの方々に安心して大阪で暮らしていただけるよう、生活環境の整備を着実に進めていく」と述べた。
岸田文雄首相の避難者受け入れ表明を受け、吉村氏はこれまで受け入れに協力する意向を示していた。