名古屋市は3月から、日本語を学びたい在留外国人らと、教えたい人の双方に向け、市内でボランティアが中心となって運営する日本語教室約30カ所を検索するサイト「なごにほ」の運用を始めた。
サイトでは、利用者を大人、子供から選び、希望の曜日や時間帯を入力すると、条件に合った教室が表示される。各教室の紹介ページには子連れ参加の可否や、ボランティアを募集しているかどうかといった情報も記した。
市には令和2年末時点で約8万4千人の外国人住民がおり、サイトは英語、ポルトガル語、ベトナム語など9言語に対応している。
市によると、外国人住民から「どこに教室があるか分からない」「教室の時間が(自分の都合と)合わない」といった声が寄せられていた。市は日本語教室を「学ぶだけでなく、生活情報を得る場」とも位置付け、「外国人と日本人の交流が進めば」と期待する。