ロシアと軍事、経済両面で同盟関係にある中央アジアのカザフスタン最大都市アルマトイで6日、ロシアのウクライナ侵攻に反対するデモが当局許可のもとで行われた。欧米メディアによると2千人超が参加。国際社会でロシア非難が強まる中、カザフがロシアから距離を置く動きとして注目されている。
強権的政権が支配するカザフでこうしたデモを許可するのは異例。同国はロシア語を「公用語」としており、デモ参加者はロシア語で「戦争にノー」などと繰り返した。
ロシアのプーチン政権が「ロシア語話者の保護」を理由に隣国に侵攻したことをカザフをはじめ旧ソ連各国は懸念。また、英野党議員がプーチン政権を「支える」カザフなどの国の個人を制裁する可能性について言及し、カザフ側は神経をとがらせている。(共同)