上智大は7日までに、当時学生だった女性と不適切な関係を持ったとして、国際教養学部の林道郎教授を懲戒解雇処分にしたと発表した。処分は2月28日付。
上智大によると、本人と女性の双方に事実確認するなど調査した結果、「教育者の姿から逸脱した行為を行った」と認められたという。同大は「心よりおわび申し上げ、再発防止に全力を尽くす」としている。
美術評論家でもある林元教授は昨年5月、セクハラ被害を受けたとして元教え子の女性に提訴された。9月には、当時務めていた美術評論家連盟会長を「連盟の信用を毀損(きそん)する事態を引き起こした」として辞任、連盟からも退会した。