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産経抄

3月7日

兵庫県明石市に住む、60年来の小紙の読者であるTさん(80)とは、イカナゴの縁で知り合った。毎年3月の初旬に瀬戸内海では稚魚(シンコ)の漁が解禁になる。水揚げされたばかりのシンコを砂糖、しょうゆ、しょうがで炊き上げる「くぎ煮」は、春の風物詩である。

▼といった説明はもはや不要だろう。阪神大震災の発生した平成7年以来、全国に知られるようになった。被災者が復旧したばかりのガスで炊いたくぎ煮を県外の知人に送って、無事を知らせたからだ。

▼15年ほど前のコラムでイカナゴを取り上げると、Tさんから、お便りをいただくようになった。小欄が隣の神戸出身と分かると、故郷の味を送ってくださる。だがここ数年、ありがたさより心苦しさが先に立つ。

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