書評

『きれいになりたい気がしてきた』

恋愛や結婚、仕事など女性の生きづらさを鋭く分析してきた著者が、五十路を前に美との向き合い方をまとめたエッセー集だ。

コンプレックスにまみれた若い頃を乗り越え、「この体重でこの見た目なら、悪くないかも」と思い至る。衰えがあってこそ美容医療やサプリの効果も感じられると「効かせ甲斐のある年ごろ」を自認する。「自分を自分好みに美しくする」ことに照れや罪悪感を持っていたという著者が、「歳を重ねれば重ねるほど、手間のかけ方で美しさに差が出る」と、ヘアスタイルやハイヒールなど美容やおしゃれを楽しむ様子はすがすがしい。(ジェーン・スー著/光文社・1540円)

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