空き家「貸したい」「借りたい」をつなぐ 群馬・渋川市がマッチング制度

群馬県の渋川市は、市内の空き家を地域活動の場として活用してもらうため、空き家の所有者と活用したいNPO法人や自治会などをつなぐ「空き家活用マッチング制度」を開始した。市によると、居住を目的としない空き家のマッチング制度は、県内12市で初の取り組みという。

市が空き家の所有者と活用者を募集し、それぞれが登録を行い、条件の合う両者の対話の場を設定。交渉は初回のみ市職員が立ち会う。定住を前提とした空き家バンクとは異なり、所有者が希望する団体に貸し出すことができる。活用例として、こども食堂や放課後児童クラブ、デイケア施設、福祉作業所、自治会集会などを想定している。

市は、活用可能な空き家として確認された住宅など1462件に、今後の活用方法についてアンケートを行ったところ、「地域やNPO法人などに活用してほしい」、「相手方が地域活動や社会福祉などの団体やNPO法人であれば貸し出す」との回答が寄せられた。一方で、市の空き家対策窓口に「地域活動のために使用したいので、無料や安価で借りられる空き家を紹介してほしい」との問い合わせもあることから、マッチング制度の開始に至ったという。

市は、市場に流通していない空き家をめぐる需要と供給を掘り起こし、「活用可能な空き家と空き家の活用者をつなぎ合わせることで、地域活性化と空き家対策の推進を図りたい」としている。

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