南高梅の母樹の花満開に 樹齢約120年

樹齢約120年の南高梅の母樹=5日、和歌山県みなべ町
樹齢約120年の南高梅の母樹=5日、和歌山県みなべ町

和歌山県みなべ町で、梅のトップブランドとして知られる南高梅を世に送り出した樹齢約120年の母樹が満開の花を咲かせた。「老後は生まれた地で」と一昨年末、移植先から約40年ぶりに育った畑に戻ってきた。樹勢は弱まったが、懸命の開花だ。

同町の梅農園経営高田智史さん(64)の園地。母樹は小高い丘の斜面にあり、高さ2メートル余り。2方向に延ばした幹は、添え木に支えられ、樹皮の表面にコケが生えている。「梅の産地形成に尽くした働きはすごい。生まれた地に帰ってきて喜んでいると思う。長く元気でいてほしい」と高田さん。

南高梅の母樹の花を見上げる高田智史さん=5日、和歌山県みなべ町
南高梅の母樹の花を見上げる高田智史さん=5日、和歌山県みなべ町

母樹は、祖父が1902年に見つけ、大事に育てていた。それが接ぎ木で他の農家に広まった。その後、寄贈され地元農協の敷地に移植されたが、一昨年末、古里へ戻されることになった。


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