淑徳大(千葉市中央区)の学生たちが中心となって運営する「第11回長谷川良信記念・千葉市長杯争奪車いすバスケットボール全国選抜大会」(千葉市、淑徳大など主催、産経新聞社千葉総局など後援)が5日、千葉市中央区の千葉ポートアリーナで開幕した。昨年と一昨年は、新型コロナウイルス感染拡大で中止となり、3年ぶりの大会開催となった。
大会はコロナ対策として無観客で実施された。参加チームは、千葉市を拠点に活動する「千葉ホークス」のほか、「埼玉ライオンズ」「NO EXCUSE」(東京)、「パラ神奈川SC」の強豪4チーム。車いすバスケは昨年、東京五輪・パラリンピックで男子が銀メダルを獲得。試合では選手たちが巧みな〝車輪さばき〟を披露し、かけ声やボールの跳ねる音、車いすが激しくぶつかる音などが響き渡った。
淑徳大の山口光治学長は、「東京五輪・パラリンピックで男子日本代表が史上初の銀メダル獲得という偉業を成し遂げ、車いすバスケ熱が高まっている」。学生実行委員会の大学3年、圡橋綾歌会長は、「大会を通して車いすバスケットボールに対するさらなる興味・関心を抱いていただけたら幸いです」と、それぞれコメントを寄せている。
大会はリーグ戦方式で行われた後、6日に上位と下位の各2チームによる決勝戦と3位決定戦が行われる。