ロシアのウクライナ侵攻に抗議するため、在日ウクライナ人らが5日、東京の表参道や渋谷駅周辺でデモ行進した。青と黄色のウクライナ国旗を掲げて「ウクライナに平和を」「ストップ・ウォー」などとシュプレヒコールを上げ、一日も早い終結を願った。
参加したウクライナ人の教員、ナタリア・リーセンコさん(42)は、ロシアが砲撃、制圧したザポロジエ原発から60キロほどの地域の出身。「家族や多くの友人が暮らしており心配だ。早く戦争が終わり、平和になってほしい」と話した。
ロシア人の会社員、アンナ・リトビーノバさん(24)は「ロシアでも戦争に反対している人はたくさんいる。この戦争は破滅でしかない」と強調した。
近くの代々木公園では、原発攻撃への抗議集会が開かれ、「原発を標的にするな」と声を上げながら渋谷駅周辺を行進した。