米フィンランド安保強化へ 首脳会談、露に懸念

4日、米ワシントンで会談するバイデン大統領(右)とフィンランドのニーニスト大統領(ゲッティ=共同)
4日、米ワシントンで会談するバイデン大統領(右)とフィンランドのニーニスト大統領(ゲッティ=共同)

バイデン米大統領とフィンランドのニーニスト大統領は4日、ホワイトハウスで会談し、他の北欧諸国とも緊密に連絡を取りながら、安全保障協力を強化する取り組みを始めることで一致した。ホワイトハウスが発表した。

ロシアの隣国であるフィンランドは北大西洋条約機構(NATO)に加盟しておらず、ロシアのウクライナ侵攻を受けて懸念が高まっている。

ニーニスト氏はロイター通信に、バイデン氏との会談中に同じく北欧のNATO非加盟国スウェーデンのアンデション首相と電話をつないで3者で意見交換したことを明らかにした。

フィンランドとスウェーデンはロシアの反発を考慮し、NATO加盟を避け、中立的な立場を維持してきた。ウクライナ侵攻により認識が変化しているとの見方もある。ニーニスト氏はロイターに、フィンランドはNATO加盟基準を満たしていると語った。(共同)

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