つくば、大阪市を「スーパーシティ」指定へ

「スーパーシティ」の区域指定について議論した、国家戦略特区諮問会議の専門調査会。右端は野田地方創生相=4日午後、東京都千代田区
「スーパーシティ」の区域指定について議論した、国家戦略特区諮問会議の専門調査会。右端は野田地方創生相=4日午後、東京都千代田区

政府は4日、国家戦略特区諮問会議の専門調査会を開き、最先端の行政サービスの提供を目指す「スーパーシティ」について、茨城県つくば市と大阪市を区域指定する原案を了承した。今後開く国家戦略特区諮問会議を経て、閣議決定する。会合には野田聖子地方創生担当相らが出席した。

決定した地域は事業者などとつくる区域会議で、事業内容や経済効果などを盛り込んだ計画を策定する。

つくば市はインターネット投票やドローンによる荷物の自動配送などを提案。大阪市は空飛ぶ車の普及に向けた環境整備や、人工知能(AI)分析を使った健康増進プログラムの提供などを打ち出した。

スーパーシティは、5分野以上を目安とする先端サービスの提供や、広範かつ大胆な規制・制度改革の提案などを指定基準とし、複数分野の規制改革を一体的に進める。

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