パラスポーツ「メディアでもっと伝えて」 車いすラグビー日本代表のトレーナー、伊佐和敏さん

車いすラグビー日本代表チームのアスレチックトレーナー、伊佐和敏さん
車いすラグビー日本代表チームのアスレチックトレーナー、伊佐和敏さん

北京冬季パラリンピックはきょう開会式を迎える。多くの競技で感動を呼ぶシーンが世界に届けられることになりそうだ。

「障害者が気軽にスポーツを楽しめる社会にするうえで最も重要なことは、こうした大会の模様をメディアに伝えてもらうことに尽きる」と話すのは、車いすラグビー日本代表チームのアスレチックトレーナー・スポーツカイロプラクター、伊佐和敏さん。

その背景には、障害者でも各種競技を楽しめることが、あまり知られていない実態がある。スポーツ庁の調査によると、成人の障害者がスポーツを週1日以上行っている割合(スポーツ実施率)は、令和2年度で4人に1人にあたる24・9%にとどまっている。

伊佐さんは「競技を楽しんでいる様子がテレビなどでもっと広く伝えられれば、障害者の間に『この競技なら私にもできそう』という〝気づき〟が生まれ、スポーツをやろうという意欲につながっていく」と説明。さらに「障害者の日常にスポーツが加われば、健康的でポジティブな毎日へと生活が変わる」と多くの利点を強調する。

伊佐さんは米国の大学でスポーツ競技でのけがの予防や応急処置、疲労回復の方法などを専門的に学び、パラリンピック東京大会で銅メダルに輝いた車いすラグビー日本代表チームの支援に携わった。この実績をもとに「選手が最高の能力を発揮できるよう今後もトレーナーとしての支援活動に力を入れ、パラスポーツの普及に貢献していきたい」と話している。

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