駅で防犯カメラを「見える化」し犯罪抑止 京都府警

京都市営地下鉄烏丸御池駅に設置されたプレート。防犯カメラの「見える化」で犯罪抑止を狙う=京都市中京区
京都市営地下鉄烏丸御池駅に設置されたプレート。防犯カメラの「見える化」で犯罪抑止を狙う=京都市中京区

人の往来が多い駅での犯罪を防ぐため、京都市と京都府警は2日、市営地下鉄の駅構内で防犯カメラの設置を強調するプレートを掲示して防犯を呼びかける取り組みを始めた。烏丸御池や国際会館など10駅に設置。カメラの存在を「見える化」することで犯罪抑止につなげる。また、市交通局は令和7年度までに導入する新車両内に防犯カメラを設置する計画を進めている。

プレートは縦45センチ、横30センチで、計150枚を作成。鮮やかで目を引く濃いピンクの背景に、「防犯カメラ安心安全見守り中」と記されている。この日、烏丸御池駅ではホームや改札付近など目立つ場所に約30枚が掲示された。

市営地下鉄の各駅に設置されている防犯カメラは計千台超。これまでも事件発生後の捜査資料として活躍してきたが、府警は抑止力としての活用も企画し、市の協力を得て実現した。

府警によると、昨年1~12月の府内の鉄道の駅構内での盗撮や暴行など犯罪の認知件数は約280件。加えて、昨年11月に東京・京王線での乗客刺傷事件、先月に北海道・JR旭川駅で刺殺事件が発生するなど、全国的に駅や電車で凶悪事件が相次いでいる。

こうした状況を踏まえ、市交通局は、市営地下鉄の電車内への防犯カメラ設置を計画。従来の車両には設置されていないが、計画では令和7年度までに導入する9編成(1編成・6車両)に設置する見込みだ。1車両につき片側4カ所の入り口があるため両サイドを把握できるよう、4基のカメラを設置するという。

山本耕治局長(64)は「防犯カメラの『見える化』を進めることで、多くの人が安心して利用できる安全な地下鉄にしていく」と話していた。(鈴木文也)

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