国際女性デー

ニューノーマルを楽しむ秘訣 Mart編集長・小松伸司さんに聞く

今月8日は国際女性デー。ウィズコロナ生活となってからはや2年が経過し、家事や健康、美容など、特に女性と関わりの深い分野の常識は大きく変化している。こうしたニューノーマル(新常態)の中でも、女性たちが健やかに暮らすためには、どうすればよいのか―。主婦の日常と時代の変遷を見つめてきた雑誌「Mart(マート)」の編集長、小松伸司さんにそのヒントを聞いた。

“快”のある習慣 上手に取り入れて

コロナ禍は、女性たちが暮らしの中で感じる悩みも変化させた。その最たる例が、家事負担の増加だ。小松編集長は「Martの読者調査でも、家族が家にいる時間が長くなった分、食事を作る回数や、体温を測るなどの”名もなき家事”が増えたことが分かる」と語る。こうした背景から、自分の美容や健康のための時間が取りづらい、何かやろうとしても続かないと感じる女性も多いようだ。

小松伸司編集長と手前左から酒燗器「かんまかせ」、温活アイテム「HERBALQ」、「br」の牛赤身肉
小松伸司編集長と手前左から酒燗器「かんまかせ」、温活アイテム「HERBALQ」、「br」の牛赤身肉

また、コロナが急性のものではなく、慢性のものとなったことで、自分や家族に対しての健康意識も高まっているという。今まで以上に栄養バランスのとれた食事や健康習慣を求められるようになったが、それを毎日継続するのは難しい。

こうした状況の中、多忙な女性たちが、美容や健康に資する習慣を取り入れるコツは何か。小松編集長は「仕方なく何かをするという意識では、物事はまず続かない。おいしい、楽しいなど“快”の要素が必要」と指摘する。コロナ禍当初は仕方なく家にいた感覚の人も多かったが、今は積極的に家で癒やしや喜びが実現できる商品やサービスも増えている。「楽しさや“快”の気持ちを入り口に始め、気づいたら体にいいことを続けていた、というのが理想的ですね」

小松編集長が新しいトレンドとなりそうな商品として注目しているものは何か。

まず最初に挙げたのは、オージー・ビーフ(豪州産牛肉)の普及活動の一環として業界団体や企業などが始めた「bf(ビーエフ)」という牛赤身肉のサブスクリプション(定額制)サービスだ。調理済みの良質な牛赤身肉が毎月1回自宅に届く。タンパク質や鉄分、亜鉛など、女性が摂取したい栄養素が豊富に含まれており、おいしさと美容、健康が両立しているのがポイントといえそうだ。小松編集長は、「買い出しや調理の手間もほとんどないので、主婦の1人ランチにもおすすめ。単なるカロリー摂取になりがちなところ、今日はこれを食べる日だ!というプラスのマインドがあれば、生活の楽しさにつながる。食材というよりコスメ(化粧品)に近い感覚で取り入れられそう」と語る。

また、多忙な主婦に取り入れてほしいのが“ながら美容”ができるグッズ。クルールラボの「HERBALQ(ハーバルキュー)」は、冷えが気になる箇所を温めてくれる温活アイテムだ。4カ所に着けられるので、首と肩、おなかと腰、手足など、効率的に温められる。「ピタッと張り付いて装着も簡単なので、家事をしながらでも着けていられる。リビングに置けるデザインなので、出しっ放しでも違和感がなく、習慣化しやすい」と小松編集長。コロナ禍でエステに行きにくいという人も、自宅で手軽に温熱ケアができそうだ。

3つ目に挙げたのは、家飲みが増えたことを踏まえた、小泉成器の酒燗(かん)器「かんまかせ」。人肌燗、ぬる燗など、日本酒のプロが監修した最適な温度の燗酒ができる。日本酒は昨今ブームになっており、適量であれば、健康にいい面も注目されている。さゆと燗酒を交互に飲めば、少量でも満足しやすくなる。

小松編集長は、「こうしたアイテムがあれば、家飲みでもプチイベントとして楽しめる。日常にこうした〝快〟の気分が味わえるものを積極的に取り入れて、新しい生活を楽しんでみては」と語っている。

こまつ・しんじ

Mart事業部長兼編集長。平成11年光文社入社。16年同誌創刊メンバーとなり、「コストコ」「食べるラー油」など、さまざまなブームの立役者となる。令和元年11月から現職。

Mart

光文社の発行する主婦向け生活情報誌。今月から「家族で楽しむ“非日常”」をテーマに、季刊誌としてリニューアル予定。



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