駅トイレ通報装置作動せず 男性死亡、発見まで7時間

東京メトロは2日、昨年6月に日比谷線八丁堀駅で多機能トイレの非常ボタンなど通報装置が作動せず、トイレ内で倒れた男性の発見が遅れたと発表した。男性は入室から発見されるまで約7時間かかり、搬送後に死亡が確認された。他にも11駅、計12カ所の多機能トイレで同様の不備が見つかり、修理したという。

東京メトロによると、八丁堀駅の多機能トイレでは、非常ボタンのブレーカーが切られていたほか、30分以上の在室を検知して警報するシステムも、センサーと駅事務室をつなぐケーブルが敷設されておらず機能しなかった。多機能トイレが設置された平成24年6月以降、一度も動作確認しなかったとみられる。

男性は昨年6月7日午後4時ごろトイレに入り、同日午後11時ごろ警備員に発見された。30分以上の在室で点滅するドア脇のランプは正常に作動していたため、巡回中の警備員が異変に気付いたという。東京メトロは、事件性がないとしてこれまで明らかにしていなかった。今回発表した理由は「一部週刊誌から取材を受けたため」としている。

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