NY原油、一時112ドル台 10年10カ月ぶり高値

2日のニューヨーク原油先物相場は急伸し、指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが一時1バレル=112・51ドルと、2011年5月以来、約10年10カ月ぶりの高値をつけた。

終値は前日比7・19ドル高の1バレル=110・60ドルとなり、終値としても11年5月以来の高値水準。

ロシアのウクライナ侵攻による戦闘激化を背景に、原油の需給逼迫(ひっぱく)懸念が強まった。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」が2日の会合で追加増産を見送ったことや、米週間石油統計で原油やガソリンの在庫が減少したことも相場を押し上げた。(共同)

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