ロシアとベラルースの選手団除外を決めた国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長の一問一答は次の通り。
-―難しい状況だ
「(ロシアとベラルーシの選手団除外の)決定には誰も満足しないが、パラリンピックを開催するためには最善の決断だ。600人以上の選手が競技できる環境を確保し、選手村で和をもって生活できるようにする必要がある」
―事態を甘く見ていた
「大会に戦争が持ち込まれ、それがエスカレートした。過小評価していたとは思わない。私たちは大会を戦争から守ろうとしたのだ」
―どれぐらいの国・地域がボイコットをほのめかしたのか
「実数を答えるのは難しいが、かなりの数だ。多くの国・地域パラリンピック委員会、チーム、選手から連絡があった」
―選手村で何が起こっているのか
「具体的な危害についての報告は受けていないが、村の中は一触即発のムードになりつつあった。私たちはそれを避けたかった」(共同)