三陸道〝トイレ空白地帯〟250キロ 理由は被災地活性化

道の駅「三滝堂」のトイレ施設=宮城県登米市(奥原慎平撮影)
道の駅「三滝堂」のトイレ施設=宮城県登米市(奥原慎平撮影)

昨年12月に全線開通した青森県八戸市と仙台市を結ぶ三陸沿岸道路(三陸道)。全長359キロのほとんどが無料区間で、物流網の強化や観光客誘致などにより、東日本大震災からの復興加速が期待される。ただ、八戸市から宮城県気仙沼市までの約250キロはトイレの〝空白地帯〟。自動車道を降り、地域にある「道の駅」などの利用を促す狙いという。果たして不便はないのだろうか。

地域に立ち寄ってほしい

一般にパーキングエリア(PA)の設置間隔は15キロ、給油所や食堂を併設するサービスエリア(SA)は50キロが目安とされる。三陸道は大谷海岸インターチェンジ(IC、気仙沼市)以北はトイレを備えたPAがない。

理由について、三陸道を管理する国交省東北地方整備局の担当者は「本線を通り過ぎるだけではなく、周辺地域に立ち寄り、被災地の活性化につなげてもらいたいため」と説明する。 「周辺には自治体の観光の窓口である道の駅がたくさんある。トイレの利用だけでなく、地元の物産品なども購入してもらいたい」と語る。

「事前にトイレ計画」

とはいえ、生理現象はコントロールが利きにくいもの。大谷海岸ICから約30キロ離れた三滝堂(みたきどう)IC(登米市東和町)に隣接する道の駅のトイレ前で利用者に感想を聞いてみた。

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