75歳以上運転の死亡事故増 操作ミス多発、対策強化へ

警察庁が入る建物の外観=東京都千代田区(荻窪佳撮影)
警察庁が入る建物の外観=東京都千代田区(荻窪佳撮影)

75歳以上のドライバーによる車やバイクの交通死亡事故が、令和3年は346件あり、前年に比べ13件増えたことが3日、警察庁の統計で分かった。75歳未満を含めた死亡事故全体(2289件)の15・1%を占め、統計が残る昭和61年以降で最高の割合となった。

大阪府大阪狭山市のスーパーの店先で令和3年11月、当時89歳の男性が運転する車が暴走し、通行人3人を死傷させるなど高齢ドライバーの事故は後を絶たない。新たな対策として、今年5月からは「安全運転サポート車(サポカー)」の限定免許制度や、一定の違反歴がある75歳以上に義務付ける運転技能検査(実車試験)が始まる。

75歳以上のドライバーによる死亡事故346件は最も過失の重い当事者となったケース。免許人口10万人当たりでは5・7件で、75歳未満の2倍を超えた。内容別では、電柱や標識などへの衝突が89件、出合い頭が54件、正面衝突が45件と多く、人が横断中の事故も37件あった。

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