首相記者会見詳報

(6)非核三原則「状況や技術の変化の前に何もしないわけにいかない」

会見する岸田文雄首相=3日夜、首相官邸(矢島康弘撮影)
会見する岸田文雄首相=3日夜、首相官邸(矢島康弘撮影)

=(5)から続く

--水際対策。50万人が入国を待っているというが、全員が入国できるまでどれくらいかかるか。観光目的の入国はいつ頃か

「えーと、さっき50万人って言ったっけ。ちょっと待って。50万人って言ったんだっけ?えーと、水際。すいません、ちょっとその、50万人という数字があれなんだけど‥基本的な質問の趣旨は分かりました」

「令和2年と3年の在留資格認定証明書を交付した人のうち、未入国の方、まだ約40万人おられると承知しています。このうちですね、現在も入国を希望されている方がどの程度おられるのか。これは明らかではありませんので、希望される、こういった方々の要望に十分応えるためにどれくらいかかるか。この見通しを一概に答えることは難しいと思いますが、今言った数字なども念頭に置きながら入国について、考えていかなければいけない。今回の取り組みも、言ってみるならば第2弾ということであり、今後とも段階的に水際対策は緩和していかなければならないと思っています。段階的に往来を増やしていく中で、入国を希望される方。外国人の方にも入国をしていただけるような体制を徐々に作っていきたいと思います」

「いずれにせよ内外の感染状況ですとか、各国の水際対策の状況ですとか、それから貿易などその事務的な態勢ですとか。そういったことを考えながら段階的にできるだけ多くの方に入ってもらえるような態勢を作っていきたいと考えています」

--留学生の受け入れる新しいスキームは、(1日当たりの新たな受け入れ上限の)7000人の枠の中で優先的に留学生を受け入れるのか、枠にはこだわらず、航空機の予約の空きなどがあれば受け入れるのか

「詳しくはまた事務的に説明はあると思いますが、基本的に毎日、7000人という上限の中で、各航空会社のそれぞれのフライトの中で、一定数、1日の全体の数字を念頭に、それぞれのフライト。1便につき何人という枠で運行していると承知していますが、平日においては、その空席が大変大きいという実情があると聞いています。よって平日を中心に空いている部分を活用して、留学生の方に入国してもらおうということを考えた。これが今回のスキームの基本的な考え方です」

「ですから、結果として7000人ですが、平日に限っていうならば、7000人の枠に対して1日あたり1000人程度の上乗せという結果になるということを想定しているというのがスキームのありようであります。そういった形で、できるだけ空席を活用する形で留学生の方により多く日本に入ってきてもらおう。これがスキームの基本的な考え方です」

--中国が台湾に進行した場合、日本の備えは万全なのか

「当然のことながら、日本の安全保障については日々状況を把握し、政府としても国民の命や暮らしを守るために十分なのかどうかという点検をしてきています。よって今の体制、日本の、わが国の安全保障体制。そして日米同盟。日米同盟による抑止力。こうしたものによって国民の命や暮らしをしっかり守っていく。こうした覚悟は政府としてしっかり持っているということであります。ただミサイル技術をはじめとするさまざまな状況は絶えず変化しておりますので、絶えずこれは検証していかなければならない。よってこの実情をしっかり検証した上で、こうした技術の進歩にも十分対応しているかどうか、これを国家安全保障戦略をはじめとする文書の見直しの中でしっかり検証していくことが重要だということを申し上げています。このように、今後も引き続き、事態の変化に対応し、そして国民の命や暮らしを守るために、絶えず努力を続けていかなけれないけない。これが政府の立場ではないかと考えています」

--日本にとって最悪の事態とは何か。非核三原則を堅持することで国民の命を守れるのか

「今後の状況の変化について予断をもって申し上げることは難しいとは思いますが、わが国は自らの防衛力とそして日米同盟による抑止力。これによって国民の命と暮らしを守っています。領土、領海、領空を守っています。ぜひこの体制をしっかり稼働することによって、命や暮らしをしっかり守っていきたいと思っています」

「非核三原則について、これを守りながらも国民の命や暮らしを守れるのかというご質問ですが、これはわが国は従来から、今申し上げた自らの防衛力と、そして日米同盟の抑止力で日本の安全を守ってきました。今この現状の中で、こうした体制はしっかりと機能することによって、国民の命や暮らしを守れると信じております。しかし、状況は変化する。技術は変化する。この変化を前にして手をこまねいて、何もしないというわけにはいかない。絶えずその体制やわが国の準備も、何が求められるのか、検証、検討し、そして努力をし続けることは大事であると思います」

=(7)に続く


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