首相記者会見詳報

(8完)ウクライナ支援「物品などの支援も考えられる」

会見する岸田文雄首相=3日夜、首相官邸(矢島康弘撮影)
会見する岸田文雄首相=3日夜、首相官邸(矢島康弘撮影)

=(7)から続く

--2014年のデータでは、ウクライナの総人口の6・1%、約280万人が障害者といわれる。日本として、資金面だけでなくウクライナの障害者に対する人的、細かい支援はできないか

「今のお話を聞いて、ウクライナの人口の6・1%、280万人の方が障害をお持ちになっておられるという話を聞きました。私もウクライナでの大変厳しい状況。映像で見るばかりではありますが、あの中で障害を持っておられる方さぞかし大変な厳しい苦しい思いをされておられるだろうと、それは想像に難くないと思います。そういった方も含めて、わが国として人道支援を行っていかなければいけない。おっしゃるように1億ドル、こういった資金的な支援ももちろん大事でありますが、物品などにおける支援というのも考えられるんではないかと思います」

「医薬品をはじめ、わが国として支援ができるものというのはあるのではないかと思います。今後、国際機関を通じての資金、緊急人道支援はもちろん大事でありますが、お金に限らず医薬品をはじめ日本として可能な人道的支援のあり方。これは状況をしっかり見ながら考えていきたいと思います。国際社会もそれぞれの立場で様々な支援を行っているようでありますので、その中で、日本らしい、日本がやらなければいけない支援のあり方については、絶えず検証していきたいと思います」

=(完)

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