イルカさんデザインのモニュメント完成 大阪・和泉市

自らデザインした「葛の葉伝説」のモニュメントを紹介するイルカさん=大阪府和泉市
自らデザインした「葛の葉伝説」のモニュメントを紹介するイルカさん=大阪府和泉市

大阪府和泉市王子町の信太の森の鏡池史跡公園に、地元が舞台の「葛の葉伝説」をモチーフにしたモニュメントが完成した。デザインしたのは、シンガー・ソングライターのイルカさん。除幕式に参加し、「私が描いた絵が、これからの縁をつなぐ存在になってくれればうれしい」と喜んだ。

葛の葉伝説は、平安時代の陰陽師、安倍晴明の出生にまつわる話。安倍保名が助けた白狐が、「葛の葉」という女性に化けて保名と結ばれ、童子丸という子供を生むが、正体がわかり、別れを迎える。成長した童子丸が晴明とされ、公園内の鏡池がこの伝説の舞台となっている。人形浄瑠璃や歌舞伎の題材にもなり、伝説は語り継がれてきた。

和泉市は、公園がある市北部地域を「和泉・信太の森ヒストリータウン」として観光振興を強化。衣料品ネット通販「ZOZO」の創業者、前澤友作さんが実施した「ふるさと納税8億円アイデア」に応募して500万円を受け、モニュメントの製作費用とし、絵本作家としても活躍するイルカさんに伝説を基にしたデザインを依頼した。

先月末に行われた除幕式で、「願い星」と名づけた原画についてイルカさんは「別れまでに親子の温かい交流があったに違いない。無事に育ち、世の中に素晴らしい役目を持つ人になってほしいという母の強い思いを込めた」と説明。辻宏康市長は「モニュメントはヒストリータウンの始まり。訪れたくなる町にしたい」と話した。

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