大阪府は2日、新型コロナウイルスのオミクロン株の一種で、より感染力が強いとされる「BA.2」への感染が2月27日までの1週間で5件確認されたと発表した。うち3件は海外渡航歴や感染者との接触がないという。これまでの判明分を含め、府内でのBA.2の感染確認は計18件に上り、うち海外渡航歴がないなど市中感染とみられる事例は計6件となった。
府によると、オミクロン株の感染例に占めるBA.2の割合は2日時点で0・47%。
吉村洋文知事はBA.2の感染状況について、記者団に「感染拡大に直接影響はしていないと思うが、市中感染が確認されてきている。これから増えてくると思うので、非常に警戒している」と強調した。