大賞に積水ハウス 第30回「地球環境大賞」受賞者決定

地球温暖化防止や持続可能な開発目標(SDGs)に取り組み、成果を挙げている企業・団体などを表彰する第30回「地球環境大賞」(主催・フジサンケイグループ)の受賞者が決定した。グランプリにあたる大賞には、累積1709万本の樹木を植え、生物多様性の保全に貢献した積水ハウスが輝いた。授賞式は4月28日、東京・元赤坂の明治記念館で行われる予定。

積水ハウスは平成13年から鳥や蝶を庭に呼び込む造園緑化事業「5本の樹」計画を開始し、生物が生息しやすい在来種の植栽を進めた。琉球大との共同検証によると、樹種数が約10倍に増加し、住宅地に現れる鳥や蝶の種類が2倍から5倍に増えた。

経済産業大臣賞は、水力や地熱などの再生可能エネルギーの開発を行い、令和12年度までに全社有車を電気自動車(EV)にする計画を進める九州電力・九州電力送配電、環境大臣賞は、住宅建設の際、国産木材を使用した地盤補強工法「環境パイル工法」を推進し、二酸化炭素(CO2)の排出削減に成功した兼松サステックが受賞した。

文部科学大臣賞は、開発途上国の農業支援のため、水質浄化技術などを研究している青森県立名久井農業高校環境システム科環境研究班、国土交通大臣賞は、SDGsの達成を目指し、設計・開発・運営までを自社で手がける「サステナブルなまち」づくりに取り組む積水化学工業、農林水産大臣賞には企業の寄付金を活用し、人工林整備でCO2吸収を促進する静岡市森林環境アドプト実行委員会がそれぞれ選ばれた。

日本経済団体連合会会長賞は、高い効率で水素を製造できる「炭化水素系電解質膜」を開発した東レ、フジサンケイグループ賞はクラウド型の生鮮品物流ソリューションシステムを開発した旭化成が受賞した。

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