分断リビア「首相2人」 東部議会が承認、対立激化

東西内戦が続いたリビアで、東部を拠点にしている代表議会は1日、元内相のバシャガ氏を首相とする新内閣を承認した。西部の首都トリポリにある暫定政権のドベイバ首相は辞任を拒否しており、「2人の首相」が併存する異例の状況だ。

リビアでは2020年に停戦が成立、昨年3月にドベイバ氏が統一新政権発足までの暫定首相となった。しかし欧米が促していた昨年12月の大統領選が実施できず、東部勢力はドベイバ氏の任期が終了したと主張し、バシャガ氏を擁立した。ドベイバ氏は議会選などが実施されるまで退任しない意向だ。

リビアでは11年のカダフィ政権崩壊後、東西勢力の対立から東部トブルクの代表議会と、西部トリポリ拠点の国家評議会の「二つの議会」が設けられた。その後、国連の仲介で停戦にこぎ着け、統一政権の発足を目指している。(共同)

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