外環道工事、一部中止命令の影響は見通せず 斉藤国交相

斉藤鉄夫国土交通相
斉藤鉄夫国土交通相

東京外郭環状道路(外環道)の一部工事中止を命じた東京地裁決定を巡り、斉藤鉄夫国土交通相は1日の記者会見で、事業全体に与える影響は、現時点では見通せないとの認識を示した。「内容をよく確認し、(影響が出るかどうか)しっかりと把握していきたい」と述べた。

外環道は大型掘削機で地表から40メートル以上の「大深度地下」を掘り進めているが、令和2年10月に東京都調布市で陥没が発生。周辺住民が工事差し止めを求めた仮処分で、東京地裁は陥没現場を含む一部区間で同じ工法による工事を中止するよう命じた。

国交省や東日本高速道路は、差し止め決定の対象になっていない区間の工事は予定通り進めるとしている。

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