二月堂染めるお松明の炎、荘厳に 東大寺「お水取り」

「お水取り」で東大寺二月堂を赤く染めるお松明=1日夜、奈良市(多重露光、恵守乾撮影)
「お水取り」で東大寺二月堂を赤く染めるお松明=1日夜、奈良市(多重露光、恵守乾撮影)

春を呼ぶ「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂(奈良市)の「修二会(しゅにえ)」は1日、2週間にわたる本行(ほんぎょう)に入り、夜には炎を上げる「お松明(たいまつ)」が二月堂の舞台に現れた。

お松明は、練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる僧侶が夜の行を勤めるため二月堂に向かう際に足元を照らす。この日午後7時頃、童子(どうじ)という世話役が担ぐ長さ約6メートルのお松明が舞台に上がると、訪れた人らは荘厳な炎に見入った。

新型コロナウイルス感染防止のため、寺では12日のひときわ大きな「籠(かご)松明」は非公開とし、同日以外のお松明の拝観は人数を制限する。練行衆は事前に自宅などで隔離生活を送った上で行に入った。

修二会は練行衆が人々に代わり過ちを悔い改め、幸福を祈る法会(ほうえ)。天平勝宝4(752)年に始まって以来途絶えず、今年で1271回を迎えた。

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