任期満了に伴う千葉県市川市長選(3月20日告示、27日投開票)に、元市議の片岡恭子氏(42)と元中学教諭の吉野一郎氏(68)が1日、いずれも無所属で立候補すると表明した。すでに元衆院議員の田中甲氏(65)、県議の守屋貴子氏(53)、現職の村越祐民氏(48)が出馬の意向を明らかにしており、すでに混戦模様だ。
片岡氏は記者会見で、「子育てに追われる女性の声を、市政に取り入れる」と強調。少人数学級を早急に実現させることや、防災の強化などを打ち出した。片岡氏は、平成27年から市議を1期務めた。
吉野氏は会見で、「投票に値する人物の立候補がないので自らの立候補を決めた」と話し、教育環境の充実や給食の完全無償化、介護職員の処遇改善などを掲げた。吉野氏は市立中学校で38年間教員を務めた。