「架空調書に署名迫る」窃盗不起訴の男性が提訴 佐賀

窃盗容疑で佐賀県警に逮捕され不起訴となった県内の30代男性と、弁護人の出口聡一郎弁護士が1日、供述していない架空の内容の調書に署名を迫るなど、違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、県に計330万円の損害賠償を求め、佐賀地裁に提訴した。

訴状によると、男性は工事現場から信号機を盗んだとして昨年1月に逮捕され、翌月、工具などを盗んだとして再逮捕された。黙秘を続けていたが、取調官は容疑を認める内容の調書を作成し「サインすれば早く全部終わらせてやる」などと告げ、署名を迫ったとしている。

また、取調官は再逮捕はないと噓を言って署名を求めたと指摘。さらに弁護人との接見内容を尋ねたことは秘密交通権の侵害とも主張している。

県警監察課は「訴状の内容を確認し、適切に対応する」としている。

会員限定記事会員サービス詳細