「子供に本を」図書100万円分を学校に寄付 茨城・牛久の山岡さん

生徒らと記念撮影する山岡清司さん(左から2人目)=牛久市久野町の市立おくの義務教育学校(谷島英里子撮影)
生徒らと記念撮影する山岡清司さん(左から2人目)=牛久市久野町の市立おくの義務教育学校(谷島英里子撮影)

「子供たちに本に親しんでほしい」―。茨城県牛久市井ノ岡町の農業、山岡清司さん(76)が、地元の市立おくの義務教育学校(同市久野町)の図書館に100万円分の図書を寄贈した。その数、計410冊。新しい図書を前にした生徒は「知識の幅が広がる」と感謝していた。

寄贈のきっかけは、令和2年4月に同義務教育学校が開校し、その翌年春に山岡さんが叙勲を受章したこと。山岡さんは学校評議員を務めた経験があり「子供たちが成長するような環境をいかにして整備するか」と考えていたという。

山岡さんから「子供の人間性を豊かにするような図書を寄贈したい」との申し出を受けて、学校司書らが図書を選定。伝記や童話、哲学、スポーツ、防災、百科事典などから1~4年生向けに165冊、5~9年生向けに245冊を購入した。

2月22日に図書館で贈呈式が開かれ、山岡さんは「一人一人が本に親しみながら(伝記などを読んで)諸先輩の生きざまを勉強し、自分に置き換えて学んでほしい。本が少しなりとも役立てば」と話した。

生徒を代表して図書委員長の浅野晃希さん(15)は「本のおかげで知識の幅が広がり、社会でも活用できる。後輩たちもこの本を読んで自分の力にしてほしい」と語った。

根本洋治市長は山岡さんに表彰状を手渡して「貴重な本をいただき子供たちにとって幸せだ。大事に活用していく」と感謝の言葉を述べた。

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